巻き爪の改善例をご紹介
当ブログを訪問下さり、どうも有難うございます
今回は、20代男性で巻き爪でお悩みの方の改善事例をご紹介したいと思います。
来店時の状況
昨年の9月くらいから、巻き爪(実際には陥入爪、爪が皮膚に食い込んでいる状態)が痛いとクリニックの方へお越し頂いたお客様
爪の脇(爪溝から側爪郭)が炎症を起こしており、
また爪は深爪状態で皮膚に陥入していて、最初私の方ではどうにも手をつけられない状態でした。
クリニックのドクターが炎症に対して処置され、テーピングもご自身でなさって、
爪も切らないようにし、なんとか頑張って伸ばしてくれました。
ある程度炎症が収まった時点で、ドクター指示により巻き爪ケアを行いました。
それが12月に入ってからでした。
お正月中も、どうしたかな、とずっと気にかけておりましたが、4日にご来店されると
なんと炎症は跡形もなく、痛みもまったくなくなっていらっしゃいました
スポーツ好きな青年で、小さい時からサッカーとマラソンなどされる方ですが、
巻き爪が痛くて、ここ何カ月か走ることもできなかったのです。
最初のケア時
この方の場合、爪が巻いて陥入してしまった原因は、
もともと生まれつきの爪の幅の広さ(オーバーネイル)と、
汗を掻きやすいこと、
爪が薄いこと、サッカーをすること(拇指への衝突が大きい)、
深爪しすぎていたこと、
そして直接のきっかけになったのが、きつ過ぎる革靴でした。
施術を行い改善した写真がこちらです。
巻き爪の原因
いろいろな要素要因を持っているため、やはり今までもずっと陥入爪を繰り返していたそうです。
(お父さんも巻き爪だった)
たとえいろいろな巻き爪、陥入爪になる要素を持っていても、
防げるところを防げば、
痛い巻き爪や陥入爪は回避できます。
一番シンプルで見直さないといけないのは、靴です。
靴を適当に選んでいる方、実際サイズが合っていなくて小さ過ぎても、
例えば靴の中で足指を折り曲げる癖などのため、
それが自分にジャストフィットだと思い込んでる場合があります。
逆に巻き爪が当たると怖いので、大き過ぎるサイズの靴を選ばれる方もいらっしゃいます。
大き過ぎれば今度は靴の中で足が遊んでしまうため、
パカパカして逆に足指や爪を刺激する結果となり、全く逆効果です。
ではどんな靴ならいいのかというと、まず重要なのはかかとがあっていること。
靴は、他の部分は調整できても、かかとが緩かったり形状があっていなければ、
調整が難しいためその人に合っているとは言えません。
そして長さは、自分の実際の足の長さ(23.5cmとか、25cmとかのサイズです)より
1cm位大きい(長い)ものを選びましょう。
一番それがよく分かるのは、取り外せるインソールが入っているものなら、
実際にインソール上に足を載せてみることです。
ぴったりより1cm弱位長めのものを選ぶ。
立っているだけならジャストサイズでもよいのでしょうが、実際は靴を履いて歩いたり
走ったりジャンプしたりしますよね。
そうすると足は伸びるのです!
ですから捨て寸は必要なんですね。
しかし、足に悩みのある方ほど、自分に合った靴を選ぶのは難しいですよね。。
そんな方は、足の測定をしてくれる靴屋さんを利用してみるとよいですよ。
靴屋さんを上手に利用しましょう
巻き爪は直っても、足の環境が変わらなければまた再発します!!
そしてそれを防ぐ一番良い、簡単な方法は、まず靴と靴下の見直しです。
(そう、靴下も足に合ったものがおすすめですよ!)
デパートなどでも、シューフィッターさんがいるところは今結構増えていますね。
また靴の専門店などでも、ちゃんとしたところであれば計ってくれます。
私が週2回、出張フットケアに行っている、バイタルステップ平塚店さんもお勧めですよ!
ちなみに陥入爪が治って、痛くなくなったスポーツ少年は、翌日早速サッカーをするとのことでした。。。
3回くらい「本当に明日サッカーするの???」と聞きました。。
「もうちょっと待ってからの方がいいのでは??」との助言も耳には入らないようで
サッカーする場合の注意点などをお伝えしましたが、また再発しないことを祈るばかりです
最後までお読み頂き、有難うございます