私がフットケアに辿り着くまで
こんにちは!土曜日担当の笹原です。
これまで看護師として整形外科や皮膚科クリニック、デイサービスなどで働いてきました。
そのどこの場所でも皆さんが共通してお困りだったのが、足のトラブルでした。
皮膚科クリニックではわざわざタクシーに乗って足の爪だけを切りに来られる高齢の患者様がいらっしゃいました。
腰と膝が痛くてご自分で足の爪が切れないとのことでした。
お一人暮らしで家族に頼れず、そのうえ巻き爪もあり、痛みで歩いてクリニックに来ることもできず、、
それでわざわざタクシーを呼ばれたそうです。
せっかく来ていただいても何時間もお待たせしてしまい、そのあげく爪切りと言ってもニッパーで少し切るだけで(その皮膚科の方針でした)やすりで整えてあげることもできず、、
本当に日本では「フットケア」が根づいていませんよね。病院ですらそんな状態だったのです。
できればもっとゆっくりと足全般のトラブルを癒せる場所がないかなぁ、と思って調べ
行き着いたのがフットケアサロンの存在でした。
困っている患者さんがいらっしゃるのに、爪を少し切るだけの対応で帰らせてしまう自分を不甲斐なく思っていましたので、
「このままではいけない!ちゃんとフットケアを学んで、足のトラブルを解決できる腕を持とう!」と一念発起したのです。
もともと思いついたら行動は早いほうですので、すぐにフットケアスクールのパンフレットを取り寄せ、一から勉強するに至りました。
ドイツ式フットケアの資格を取ったあと、しばらくは個人のお宅や介護施設に訪問する形でフットケアをやっていました。
その際に、先ほどの高齢の患者さんのお宅にもフットケアをしに行けることになりました。
皮膚科ではできなかったゆっくりゆったりした時間での関わり。
爪を切って、巻き爪の処置をするだけではなく、足湯をしたりアロマトリートメントをしたり、、
のんびりとお話をしながら、そんなフットケア体験をしていただいたあと、
その方からは
「足をこんなに大事に扱ってもらったのは初めてだねぇ。今までフットケアなんて言葉は知らなかったから。これからは大切な自分の足をもっと可愛がってあげないといけないねぇ」
と、とても嬉しいお言葉をいただいたのです。
本当にその方のおっしゃる通りです!
足の健康はとても大事なことなのに、あまり日本では重要視されていませんよね。
いつまでも健康な足で歩いていただくために、もっとフットケアをみなさんに知ってほしい!
そのために今は、毎週土曜日ロージーライフに入らせていただく以外に、鎌倉でシェアサロンに入ったり、訪問フットケア、Instagramでの情報発信などもやっております
フットケアは奥深く、その方それぞれの足の形やお悩みに寄り添えるように、これからも勉強が必要ですが、それもまた楽しい毎日です♪
こんな私ですが今後ともよろしくお願いいたします。