厚くなった爪、放置していませんか?~施設で多い肥厚爪のお話~

今年の小田原城周辺の桜は寒い日もあってか遅咲きで、

少しずつ葉桜も見えてきていますがまだお花を楽しむことができています。

先日施設へ出張フットケアに行ってきました。

施設でフットケアを行っていると、肥厚爪の方がとても多くいらっしゃいます。

爪が厚くなり、ご自身で切ることが難しくなってしまった方。
気づいた時には変形し、どうしたら良いかわからない状態になっている方。

実際の現場では、そういったお悩みを抱えている方に多く出会います。

また、ご家族様からも
「爪が厚くて切ってあげられない」
「無理に切るのが怖い」
といったお声をいただくことも少なくありません。

肥厚爪は特別なものではなく、年齢を重ねる中で誰にでも起こりうる身近なお悩みのひとつです。

しかし、そのままにしてしまうことで、日常生活に影響を与えてしまうケースもあります。

今回は、肥厚爪とはどのような状態なのか、なぜ起こるのか、

そして放置することで起こりやすいトラブルや正しいケアについてお伝えしていきます。

■肥厚爪とはどんな状態?

肥厚爪とは、その名の通り爪が通常よりも厚くなってしまった状態のことをいいます。

見た目としては、
・爪が白っぽく濁る
・厚みが出てゴツゴツする
・変形している
といった特徴が見られることが多くあります。

「巻き爪」と混同されることもありますが、巻き爪は爪が内側に巻いて皮膚に食い込む状態を指し、肥厚爪とは異なります。

もちろん、肥厚爪と巻き爪が同時に起こっているケースもあり、その場合はさらにケアが難しくなります。

はじめは少し厚くなっただけのように見えても、少しずつ進行し、気づいた時にはご自身でのケアが難しい状態になっていることも少なくありません。

■なぜ肥厚爪になるのか

肥厚爪は、単純に「年齢のせい」というわけではなく、日常生活の中でのさまざまな要因が重なって起こることが多いです。

例えば、靴による圧迫。
サイズの合わない靴や、つま先に負担のかかる靴を履き続けることで、爪に慢性的な圧力がかかります。

また、歩き方の癖も影響します。
特定の指にばかり力がかかる歩き方をしていると、その部分の爪に負担が集中し、厚くなっていくことがあります。

さらに、血流の低下も大きな要因のひとつです。
年齢を重ねるとともに血流が滞りやすくなり、爪に十分な栄養が行き届かなくなることで、健康な状態を保ちにくくなります。

そのほかにも、長年のケア不足や、爪に対する小さなダメージの積み重ねなども関係しています。

つまり肥厚爪は、日々の生活の中で少しずつ積み重なった負担の結果として現れるものなのです。

 

 

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