セラピスト泣かせの足とは
フットケアに来て下さるお客様の足は、本当に様々です。
もちろん、足の悩みを持っているから来て下さるので、どこかしらお痛みがあったり、お客様にとって気になるところがある訳です。
そんな中で、セラピスト泣かせの足というのがあります。
どんな足だと思いますか?
大量の角質がついている足?
トルネードのような巻き爪??
半端ない数の魚の目がある足裏???
いいえ、違います。
そういった足を見ると、俄然セラピスト根性に火が付きます。
よっしゃ、やっちゃる!!みたいな(笑)
多分同様に感じられるセラピストさんは、多いのではないでしょうか。
では、どんな足がセラピスト泣かせかというと、それはとってもきれいなお足です。
これ以上、何もすることがない!と思われるような、きれいなお足。
でも、セラピストからみるととてもきれいなのですが、お客様にとっては、問題なわけです。
果たしてどの辺が問題なのだろうか、と、正直思う時もありますが、よくよくお話を伺ってみると、本当に小さい魚の目なんだけど痛くなることがあったり、ひとつだけタコがどうしても気になったり、などなど、おきれいな足にも様々なお悩みがあるのです。
こういう時は、お客様との意思の疎通が非常に大事になってきます。
そのために、カウンセリングがとても重要なのです。
セラピストが勝手に、この方のお足は問題ないから、トリートメントの時間を増やそう、など、ご要望外のことをしてしまいがちですが。。
それではお客様のご要望を解決することにはならないのですね。
また、お客様が思ってるお悩みが、ダミーというか、真の問題がそこではない場合もあります。それに気付ければ、しっかりとお客様にも説明し対処法をご提示できます。
気付けるかどうかは、カウンセリング次第です。
お悩みだけでなく、その背景にあるもの、生活習慣や靴、スポーツ歴、趣味、仕事上の動作なども確認する必要があります。
ドイツの専門学校では、問診について徹底的に叩き込まれました。
日本だと、若干仕様が異なりますが、私は今でもその習慣を大事にしています。
お時間を取ってしまうのですが、お客様に満足して頂くためにはカウンセリングは必要不可欠な要素なのです。