歩き方を変えれば魚の目が消える?
自粛規制が敷かれる中、運動不足解消のために散歩を日課にされる方も多いと思います。
ここ数日、この付近は雨続きで寒い日が続いていますが、晴れの日に日光浴しながらのウォーキングは最高ですよね。
一日の目標歩数を決めて歩かれている方もいることでしょう。
決めた目標を達成するのは気持ちが良いですし、楽しんでできることが何よりだと思います。
歩く量も大事ですが、歩く方法、歩き方もとても大事ですね。
普段歩く時は、あまり歩き方を意識していない場合も多いかと思います。
しかし、この無意識の歩き方によって、足の問題が起きているケースもあります。
学校で、歩き方ってそんなに習わないですよね。
私の記憶では、小学校や中学校で、体育の授業でかけっこはしても、正しい歩き方は習わなかった気がします。
みなさん、ご自分は普通の歩き方だと思ってらっしゃるかもしれませんが、人によって歩き方の癖があります。
日常的に人と歩き方を比べることもなく、あまり鏡で自分の歩き方をセルフチェックしたりもしないですよね。
案外、自分の歩き方って、自分では意識していないものです。
足に魚の目などによる痛みがあり、フットケアを受けられる方の場合、靴や靴下などには問題がないけれど
実は歩き方が魚の目の原因になっていると思われるケースがあります。
歩き方の癖は、様々な要因により特徴づけられます。
例えば身体の痛みがあります。
慢性的に膝が痛かったり、腰が痛かったりすると、それをかばうために、歩く時のバランスが崩れて、結果他の個所に痛みが出たりします。
もしくは身体的な特徴、脚長差(左右の足の長さの差)があったり、足の変形がある場合など、左右どちらかに偏ってしまう場合があります。
日常的にするスポーツや趣味、職業なども癖の原因になります。
例えば剣道の摺り足や、バイクに乗る方が内側重心になりがちだったり、屋根の上で踏ん張る大工さんが指先に力を入れる立ち方、歩き方になったり。。
自分が毎日普通に行っている歩き方が、実は足のいろいろな問題を引き起こしていることがあるのです。
それは大げさなものではなく、ちょっとした角度、ちょっとした重心の掛け方の違いだけだったりします。
逆に言うと、そのちょっとした癖に気付いて意識して変えていくだけで、今起きている足の問題を改善することができる可能性があるということです。
まずは自分の立ち方、歩き方を知ることが大事です。
鏡を見て、普段取りに立ってみましょう。
横から見て、真っすぐ立てていますか。
私もそうですが、だいたいの人は前重心になっています。真っすぐ立て、と言われると土踏まずの辺りに行きがちですが、身体が乗るべきところはもっとかかとよりです。
少しだけ、かかとの方に重心を掛けて立つ、歩くことを意識するだけでも全体的に変わってきます。
歩き方に関して、中島武志氏著の、「足腰ひざの痛みが消えるゆるかかと歩き」がとても参考になるかと思います。
魚の目、タコ、巻き爪、むくみ、ひざの痛み、腰痛、などの悩みも歩き方を整えるだけで改善されていく可能性があるとおっしゃっています。
しっかり足のケアをして、歩き方を改善し、よく歩ける健康な足を手に入れましょう。