研修初日

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2009年から2012年にかけてドイツに滞在し、ウルム(ULM)という街でポドロギー(Podologie)を学びました。

その際に書いていたブログをこちらにリライトしています。

それに伴い、前記事は徐々に削除していきます。

ここで掲載されている情報は、その当時のものですので現在変わっている可能性があります。

また私自身の認識が間違っていることも考えられますので、ご自身でも常に最新の情報をご確認下さい。

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研修初日  2011.11.9記事より

 

皆様、月曜日、如何お過ごしでしたか?
日曜から月曜日の心の切り替えって結構つらいですよね。。
月曜からまた仕事や学校が始まる、と思うと。。
でも、そんな状況はみんな一緒。
どうせ始まる一週間なら、どうやったら
少しでも楽しくなるか考えて、ひとつずつ楽しさを探す工夫をしよう、
と考える今日の私。

うーん、バシャール効果(詳細は11月4日付ブログにて♪)出てますね。
ありがとう、バシャール、ありがとう、ダリル!

さて、今日から病院実習が始まりました。
自分の記憶整理のため、今後毎日(できれば)書こうと思います。

って、今日Amebaは日本の夜中、メンテナンスだって!
アップするのは火曜日になりますので、あしからず。。

朝7時に家を出て、徒歩にて8時20分前には病院に到着。
昨年同じ病院で研修した友達から聞いた話では、大病院ゆえかなりたらい回しにされるよ~、とのことでした。
彼女たちは初日、結局何もできずに終わったそうです。
なので覚悟してたのですが、案外スムーズに色々と手続きをして頂きました。

まず人事部にて事務手続き。
60歳位の男性職員の方が親切に対応して下さいました。
最初、ぶっきらぼうな感じ、と思っても、ドイツ人てだいたいそうなんだけど
思いの外優しいのですよね。
日本人みたいに、愛想笑いはしないようです。

その後も何度もすれ違う人々に道を訪ねつつ、
広大な病院(敷地内に4つ位建物がある)の中、ユニフォームをゲットし、さらにロッカーのカギをなんとか入手、
またどのロッカーが自分のなのか、さまよった果てにようやくたどり着き、
女子更衣室にて着替えて、皮膚科に着いたのは午前9時頃。

その後は皮膚科の先生の後を、ひっついて回らせて頂きました。
今日は他の皮膚科先生が病欠とかで、私がついた先生ほとんど一人で大忙し。

午前中は主に検査。
ほくろの検査(メラノーマ-悪性黒色腫になっていないかをみる)が約半数。
全身チェックするのですが、私も一緒に見学させて頂きましたところ、
日本人より圧倒的にほくろや肝斑の数がおおい!
私たち黄色人種は、白人より黒い分メラニンが多いので、肌を守ってくれてるのですね。

メラノーマの発生率も、日本では年間推定患者数は約1500~2000人
(10万人中1.5から2人)に対して、欧米では10万人中15~20人
(日本の約10倍!)の割合で発生しているそうです(by Wiki)。
先生に聞いたところ、黒人の方でメラノームになったという報告は
非常にまれ、とのことでした。

原因は遺伝的素質、及び環境因子(紫外線、摩擦など)が考えられていますが、正確な発生原因は不明だそうです。
検査に来られていたのも、だいたい家系的にメラノーマが多い、という方々でした。

ただ、紫外線に関しては、一概にすぐに直接的な原因になるとも言い切れず
もしかしたら子供の時に浴びた紫外線の影響が後になって出てくる可能性がある、とドクターは言ってました。

お子様をお持ちの皆様、過敏になりすぎる必要はありませんが、
長時間の直射日光は避けるように、また日に焼けやすい部分は帽子をかぶせるなどして、お子様を守って下さいね。

イボの治療(足の裏と手の指)もありました。
液体窒素をスプレーにて噴射し、患部を冷凍させてイボを除去する、という方法にて、ものの3秒で治療は終了。

後は主に花粉症のアレルギーに対して、減感作療法の注射を受けたい方々でした。

13時からドクター会議。
これって日本の病院にもあるのでしょうか。
皮膚科の先生やアシスタントドクター全員が集まって、
難易度の高い患者さんたちを一人ずつ呼び、状況を見て、
ドクターたち皆で対策を考えるというもの。
その他、難しい患者を抱える先生方が各自症例報告し、対応を話し合ってました。

15分の昼休みの間、急いでパンとコーヒーをカフェテリアにて頂き、再び皮膚科にて見学開始。

午後はずっと私の先生はレーザー治療。
全員男性で、陰部の治療なども含まれ(というかほとんど。。)、
私はポドローギンになりたいだけで、医者とかを目指してる訳じゃないのに、立ち会っていいのだろうか、とこそこそ物陰に隠れていたら、そんなとこにいたら見えないでしょと先生。。
いやあ、わずかながら、レーザー治療の補助をさせて頂きました。
患者さんはみんな若くて、とても恥ずかしそうでした。
ごめんね、見学させてくれてどうも有難うございました。

しかし皮膚科での治療って、本当に多岐に渡ってるんですね。
皮膚科のドクターってすごい。
ドクターって、日本も今はほとんどそうかもしれませんが、
語学も堪能な方が多いですよね。私の先生は、フランス語も話してました。
ドクターってほんと大変だなあ、と感じました。

しかし、足関連の症例、今日はまったくなかったです。
でもそのうち水虫に関して多少触れらそうです。
またご報告します。

では皆さんも良く寝て、また明日も楽しくやりましょー!
おやすみなさいませ。。

 

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