巻き爪・タコ・魚の目が繰り返す理由は“姿勢”かもしれません
小田原城の周辺の桜はすっかり葉桜へと移り変わりました。
淡いピンクからやわらかな緑へと変わる景色を、サロンから静かに眺めています。
巻き爪を整えてもまた戻ってしまう
魚の目を取っても同じ場所にできる
歩くと指先が当たって痛い
こういったお悩みを抱えている方はとても多いです。
しっかりケアをしているのに繰り返してしまうと、「自分の足が悪いのかな…」と感じてしまうこともありますよね。
でも実は、足だけの問題ではないケースも多いんです。
◆前傾姿勢になっていませんか?
ここで一度、ご自身の立ち方を少しだけ意識してみてください。
普段通りに立ったとき、体がほんの少し前に傾いていませんか?
携帯を見る時間が長かったり、
前かがみの姿勢が多い方は、知らないうちに
「前傾姿勢(体が前に倒れた状態)」になっていることがあります。
このわずかな姿勢の変化が、実は足元に影響を与えていることがあります。
◆前傾姿勢と足への負担
本来、安定した立ち方では、体重は足裏全体にバランスよく乗っています。
(かかと・土踏まず・前足部で支えるイメージです)
ですが前傾姿勢になると、体の重心が前に移動し、
「指の付け根から先」に体重がかかりやすくなります。
一見わずかな変化ですが、この状態が続くことで足の使い方が変わっていきます。
◆なぜトラブルにつながるのか
前足部に負担が集中すると、足は無意識にバランスを取ろうとします。
その結果、いくつかの変化が起こります。
● 指が曲がる(ハンマートゥ)
前に倒れそうな体を支えようとして、
指が地面をつかむように力が入ります。
その状態が続くと、指が曲がったままになってしまいます。
● タコ・魚の目ができる
同じ場所に圧や摩擦が繰り返しかかることで、
皮膚が自分を守ろうとして厚くなります。
「いつも同じ場所にできる」という方は、体重のかかり方に偏りがある可能性があります。
● 巻き爪になる
指先に圧がかかり続けると、
爪の両端が内側に巻き込みやすくなります。
また、指がしっかり使われないことで、爪にかかる力のバランスも崩れやすくなります。
◆ケアだけでは繰り返してしまう理由
タコや魚の目を取ること、巻き爪を整えることは、とても大切なケアです。
実際に、痛みを軽くしたり、生活しやすくするためには必要です。
ただ、「なぜそこに負担がかかり続けているのか」
という部分が変わらないと、同じ場所にまたトラブルが出てしまうことがあります。
足に出ている症状は、体の使い方の“結果”として現れていることが多いんです。
◆指先・前足部に症状がある方へ
指先や足の前側にタコがあるは方は、一度、普段通りに立ってみてください。
そのとき、
・つま先に体重が乗っている感じがする
・指に力が入っている
・かかとが軽く感じる
こんな感覚はありませんか?
もし当てはまる場合は、重心が前に偏っている可能性があります。
重心は「かかと」にも乗せることが大切です。
安定した姿勢では、体重は足裏全体に分散されていますが、その土台となるのが「かかと」です。
かかとでしっかり支えられるようになると、
・前足部への負担が減る
・指が無理に踏ん張らなくてよくなる
・圧が分散される
といった変化が起こります。
「つま先で頑張る足」から「足裏全体で支える足」へ変わっていくイメージです。
足だけでなく、体全体をみることが大切です。
巻き爪やタコ、魚の目は、その部分だけをケアしても繰り返してしまうことがあります。
その背景には、
・姿勢
・重心の位置
・足の使い方
といった体全体のバランスが関係していることも多いです。
少し視点を変えて、体の使い方から見直していくことで、トラブルが起こりにくい状態に近づいていきます。


