自然農に学ぶ感染症の捉え方 2
自然農に学ぶ感染症の捉え方 1 の続きです
水分バランス
もうひとつ、皮膚表面では水分が大きく影響します。
髪も同じですが、お風呂などの水場では皮膚がふやけて
微生物が侵入しやすくなります。
特に足の指間。
ここはもともと皮膚が薄く、皮向けしやすいところです。
お風呂の後、指間をふき取らずにいると、ふやけてそこから感染しやすくなります。
また多汗症の方でも皮膚が過度に濡れた状態になり、感染しやすくなります。
髪もお風呂上りには速攻乾かした方が良いですが、
足もお風呂やシャワーの後には指の間まで、しっかりとふき取り乾かしましょう。
逆に、極度の皮膚の乾燥でもバランスが崩れて皮脂膜バリアが機能しません。
免疫低下のところでも触れましたが、高齢者の方はもともと身体の抵抗性が弱まることに加えて
汗や皮脂が分泌されにくくなり、皮膚も爪も乾燥しやすくなります。
高齢者じゃなくても、汗をかきにくい人、あまり歩かなかったり運動量が少なく
汗をかかないと、バリア機能がうまく働きません。
以上、このように
身体全体や皮膚のバランスが崩れることで感染症になりやすくなる
ということでした。
ようやく本題に辿り着きましたが(笑)
これがね、先日YOUTUBE動画で見つけた自然農をされている
島の自然農園さんの話に繋がるのですね。
この方の自然農では
化学的な農薬や肥料を使わないだけでなく
土を耕したりもしないし、虫も殺さないのですね。
詳しくは動画を観て下さい。
そして
の中で、隣同士でも虫に食べられてしまう野菜と、そうでない野菜の違いについて
解説されています。
結論としては、
食べられていない方は健康な株であり、しっかりと根張りしていた。
もうひとつの食べられてしまった株は、
根がしっかりしていなかったが、その原因が
糠と油かすを混ぜた「ぼかし」という有機肥料をほんの少し使ったが
それが多過ぎたのではないかということ
でした。
野菜でも、健康なものなら虫に食われにくいということ
そして(肥料により)甘やかした方が逆に弱くなったということ
ほー!!と思いました。
人でも感染症になるかならないかは、その個体(身体)の健康度によること
そして薬剤による過剰な介入は、逆に免疫力を落とし個体の生命力を弱めること
まさに一緒ですね
そして自然農では、命を総体で捉えるのですね。
例えば、
キャベツなどに青虫が大量発生するようなとき。
キャベツを育てた人間にとっては喜べないことですよね。
でも実は、肥料として撒かれた大量の窒素を
青虫は地球にとっも人間にとっても有害な
窒素を身体に取り込んで無害化するためであると。
(まさにナウシカの世界
腐海が毒を食べて大地を無毒化、浄化してくれていると。)
それでその自然農で、本当に野菜が健やかに育つんですよね。
感染症に話を戻すと
長期的な視点で見ると
ナントカ菌だけを殺してもダメなんですよね
(短期的には必要でも)
何かひとつの菌だけを殺そうとしても
そのひずみが他のところに生じる
菌同士のバランスを保つこと
まずは身体全体の免疫力を高め健康であること
そしてそのためには身体だけでなく
心の健康、精神の健康が大きくかかわってくること
に目を向けるのが大切だと感じました。
そして本来、菌には菌の果たすべき役割があります。
自然界では落ち葉などの有機物を分解し、土壌に戻してくれたり
発酵を促してくれたりなどもするのです。
人にとっては厄介だと思われるような菌であっても
地球上では全ての生物が大事な役割を担って存在しているのですね。
とにかく、一度島の自然農園さんの話
ぜひご視聴下さい。
最後となりましたが、
足の水虫(足白癬、爪白癬)の原因についてまとめておきます。
感染しないためには、先に述べた身体全体の健康度アップとともに
これらを避ける、あるいは予防するように心掛けてみてください。
ちょっとした皮むけには、精油のティートリーオイルも役立ちますよ。
その他足のお爪や角質などのお悩み、お気軽に相談下さい。
初回相談15分無料で承ります。
【足の水虫について】
一般的に、足の爪や皮膚の水虫は、下記のような原因、状況でなりやすいです。
- 真菌が繁殖しやすい場所(高温多湿な場所)に行く
ー お風呂やプール、スポーツジムなどのシャワーでのマットを介して感染
- 家族からの感染(マットの共有、裸足で歩く)
- スポーツや仕事でたくさん汗をかく(靴の中の蒸れた状態)
- 深爪
- 同じ靴(靴下)をずっと履く、通気性の悪い靴、湿った靴、長靴
- 糖尿病