夢を追うということ ~信念を貫く~
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2009年から2012年にかけてドイツに滞在し、ウルム(ULM)という街でポドロギー(Podologie)を学びました。
その際に書いていたブログをこちらにリライトしています。
それに伴い、前記事は徐々に削除していきます。
ここで掲載されている情報は、その当時のものですので現在変わっている可能性があります。
また私自身の認識が間違っていることも考えられますので、ご自身でも常に最新の情報をご確認下さい。
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夢を追うということ 2011.11.13記事より
お元気ですか?
日本もそろそろ寒くなってきましたでしょうか。
こちらは相変わらず霧に包まれ、30メートル位先はまっしろです。
今日はのんびりと朝食を取り、ネットで日本のニュースなど
検索していたところ、田崎信也さんのインタビュー記事(2011年4月1日付)に
たどり着きました。
37歳にして、ソムリエ世界一に輝いた田崎信也さん。
その秘訣は・・・?
私が一番感動したのは、田崎さんが、人の意見、
世間(もしくは日本)の常識などに惑わされず、
自分の確固たる理想像、意思を持って、それを貫かれるところです。
もちろん努力家であり、夢に向かっての情熱も人並み外れている
のでしょうが、普通の人とはアクセスの仕方が違うように思います。
それゆえに、世界一を達成できたのではないでしょうか。
私などは、例えば一人前の板前さんになるのに、
15年の修業期間が必要と言われれば、おそらくその通りにしたと思います。
でも田崎さんは、自分の中で、それは違う、と思い、
その世界の常識などに縛られず、どんどん自分の道を探っていかれます。
人が正しいと思うこと、今まで正しいとされてきたこと、常識と
されていることが、自分の本能、アンテナでは何か違うと
感じた時、どこまで自分に忠実でいられるか。
常識に逆らおうとすれば、必ず周囲から、世間からの
風当たりが強くなります。
それを自分の中でどう消化していくか。
だいたい、正しいか間違っているのかなんて、その時代が
終わってからじゃないと分からないことも多いですよね。
例えば地動説を唱えたガリレオは、当時のキリスト教の「常識」に
反したため、「異端」として有罪判決を受けました。
今では地球がまわっているというのは、世界の常識です。
また、第二次大戦中のドイツ、たくさんの人々が
ヒトラーを支持していました。
今では悪名高いヒトラーも、当時、ドイツの経済復興において
多くの功績を残したり、高速道路の建設などに貢献するなど、
ドイツ人の生活を改善する為に尽力したのです。
確かに彼は、よいこともしているのです。
そのために、当時は多くの人がヒトラーに関して、
その政策に関して、「すべて」正しいと判断しました。
ユダヤ人始め、ドイツ近隣の(ドイツ人以外の)外国人が
たくさん殺されたのは、ヒトラー一人の力ではなく、
その彼を正しいと判断した人々の手によってです。
或いは間違っていると気づいていても、自分の身に危険が及ぶのを
恐れた人々が、結果的には力を貸すことになってしまったのです。
しかし、その当時はそれが正しいとされていたのです。
間違いだと気づくのは、ずっと後です。
これらは極端な例ですが、今、正しいとされている常識に従うことが
必ずしも本当に正しいとは限らない、と言いたいのです。
失敗を恐れないこと。
自分の考えは、間違っているかもしれません。
でも、もしかしたら、「常識」が間違っているかもしれません。
例えば自分が間違っていたとして、何を失くすでしょう?
間違っていたら、いつか失敗するでしょう。
失敗したら、間違っていたと気づくでしょう。
そして、反省して、どこが間違っていたのかが分かるでしょう。
そしたら、その段階で軌道修正すればいいのではないでしょうか。
先日、私の大切な友達が教えてくれた言葉をひとつ、ご紹介させて頂きます。
第37代アメリカ大統領、リチャード・ニクソンの言葉です。
「人は、負けたら終わりなのではない、辞めたら終わりなのだ。」
“A man is not finished when he’s defeated;
he’s finished when he quits.”
失敗を恐れず、諦めないこと。
常に自分自身に忠実であるということ。
私も見習わせて頂きます。
本日もお読み頂き、どうもありがとうございました!
明日も、ネバー・ギブアップ!でいきましょー