爪から分かる身体の状態

先日セミナーの仕事で浅草に行ったら、

桜がきれいに咲いていました。

 

数日前から小田原城のお堀端でもソメイヨシノが開花しはじめましたよ。

今週末(2025年3月29、30日)は、小田原城址公園で小田原かまぼこ桜まつりが行われています。

 

 

さて、皆様はご自分の爪をしっかりと観察したことがありますか。

手の爪はなんとなく見ても、足の爪なんて

そもそもよく見えないし

痛みなどがなければ

あまりよく観察されない方も、多いのではないでしょうか。

(私もです(笑))

 

爪は皮膚の一部であり、その時の身体の状態を表すと言われています。

東洋医学では特に「肝」との関係が深いとされています。

爪の下、「爪床」と言われる部分には毛細血管が集中しており

肝臓の調子が悪かったり、その他の理由で血液循環が悪くなると

爪にもしっかりと栄養や酸素が行き届かずに、健康な爪が損なわれることがあります。

 

爪は身体の状態を表す「タイムマシン」と言えます。

例えば手の爪なら、一ヶ月で平均的にですが3MM程度伸びるとされます。

どこから伸びるのか、それは付け根の爪母から指先に向かってですね。

ですので、時間の経過は爪母からはじまって、先端部分が過去の状態を表すことになります。

 

 

だいたいですが、爪母から一番端っこに行くまで半年くらいでしょうか。

足の爪は手の爪ほど早く伸びず、平均的に月1.5mmくらいしか伸びないと言われていますが

個人差、年齢差、季節、性別、そして指によってもかなり変わってきます。

 

健康な爪の色は透明です。

「ピンクの爪が健康的」と言われるのは、

爪の下の皮膚、爪床の血液循環がしっかり行われていると

血色の良いピンク色に見えるため、そういわれます。

 

 

チェックポイントとしては

爪の色、形の変化

伸びる速度、爪表面の変化

一本の爪だけに現れているか

それとも複数の指に現れているのか

手の爪だけか

足の爪だけか

それとも両方なのか

などが見極めのポイントとなります。

 

例えば本来透明なはずの爪の色が

黄色くなった時。

一本(もしくは数本)だけなら一番多いのは感染症

爪水虫(爪白癬)が疑われます。

その場合、痛くもかゆくもなく

爪の組織自体が脆くなったり

白っぽい線が入ったり、臭いを伴ったりします。

 

それが手の指も足の指も、全部の爪が黄色くなっているなら

例えば膠原病や薬の副作用、

胸水やリンパ浮腫を伴うイエローネイルシンドローム(黄色爪症候群)

などの可能性があります。

 

 

爪の色や形、質の変化など色々ありますが、

次回は「爪の縦スジ」についてみていきましょう。

 

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