セルフケアでの削り過ぎから起こる感染症にご注意を

 

魚の目が痛くなったり、タコが硬くなり気になると、

剃刀やハサミ、爪切りなどを使い、ご自分で定期的に削っている

 

たまにそういう方がいらっしゃいます。

男性に多いです。

 

「今までは自分でなんとかなったけど、だんだん手に負えなくなって

サロンに来た」

そうおっしゃる方

何が手に負えなくなったかというと、タコがもうただのタコじゃなくなっていたり。。

 

角質の付き方が色やその他の皮膚の感じも、普通のタコとは全く違っています。

足水虫のような様相を呈しています。

 

お話から察するに、恐らく最初は単に硬くなった角質だったのでしょうが、

削り過ぎにより水虫感染を起こしたのではないかと思われます。

他にも、魚の目の自己処理によって、最初は魚の目だっただろうものが、イボになっていたり。。

 

足裏にできた魚の目が痛い時に、スピール膏をつける方がおられます。

すると、神経を圧迫して痛みを生じる魚の目の硬い芯は取れずに、

代わりに周りの健康な柔らかい組織がダメージを受けて剥がれてしまう。

ダメージを受けた部分は、修復のために更に硬くなり、

魚の目の部分が広がってしまいます。

それだけでなく、ふやけた皮膚が破けたり、

出血したりして傷ができると、

傷口から雑菌やウィルスなどが侵入しやすくなります。

 

そこから感染すると、魚の目が、

今度は感染性のイボに変わってしまうということも起きてきます。

そうするともう、フットケアなどで削っただけでは良くなりませんので

皮膚科で液体窒素などで焼くなどの処置が必要になります。

 

足の裏のお手入れをする際には、くれぐれも削り過ぎに気を付けてください。

足のセルフケアでは、削るよりも、主に保湿をお勧めします。

 

まずはお風呂上りなど皮膚が柔らかくなっている時に、

硬くカサカサしやすい踵には保湿クリームを塗る

 

皮膚の硬さは繰り返しの圧迫、摩擦に加えて、乾燥からも生じます。

 

もともと足裏を含め、皮膚表面には弱酸性のバリア機能が備わっており、

細菌などの異物の侵入を防いでくれています。

生まれつき誰にでも備わっている天然の免疫力ですね。

ですが、皮膚が乾燥すると(頻繁にアルコール消毒することでも)

肌のバリア機能は崩れ、踵のひび割れなどがあれば余計に菌が入りやすくなります。

 

逆に指の間はしっかりとタオルでふき取り乾燥している状態を保ちましょう。

そうすることで柔らかい指の間から水虫菌が侵入することを防げます。

指の間はもともと乾燥しにくい部分ですので、クリームはつけなくて大丈夫です。

 

水虫菌(白癬菌)は、高温多湿の状況で繁殖しやすいと言われますので

この時期は、靴の中のムレなどにも気を付けましょう。

こまめに靴や靴下を取り換え、

温泉やサウナなど、ほかの人と水場を共有する場面では

しっかりと足裏や指の間を乾かし、

早めに靴下やマイ・スリッパを履きましょう。

ご家族に水虫の方が居る場合には、タオルやマットの共有は避けましょう。

夏でも裸足ではなく、天然素材の靴下を履くことで足の裏を守りましょう。

 

硬くなってしまった魚の目やタコは、フットケアサロンで

痛みを生じる角質の芯までしっかり取り除く。

放置して、長引くほど再発を繰り返すようになりやすいです。

早めのケアをお勧めいたします。

 

ロージーライフ・フットの角質ケアコースでも、

専用のマシンを使用し、痛みなく衛生的にタコや魚の目をケアします。

詳しくはをフットケア・メニューをご覧ください。

 

 

Follow me!