巻き爪のセルフケア ~悪循環を断ち切ろう~
梅も河津桜も、花がきれいに咲き始めましたが、花粉症の方には辛い季節となりましたね。
私も10年以上花粉症です。。
この時期はマスクが欠かせませんが、今のマスク入手困難な状態はつらいですね。。
先日も、整形クリニック内で巻き爪のケアをしてきました。
70代女性、かなり前から痛みがあったものの、ずっと我慢すれば良いと思っていたそうで
拝見した時にはかなりひどい状態となっておりました。
他の巻き爪の方の画像です。
痛みを我慢していつか治るのであれば、それも良いと思います。
しかし、巻き爪では痛みを我慢しても余計に状態が悪化することがほとんどです。
更に、間違ったセルフケアによりもっと爪が巻いてくるということも多く、
そうこうするうちに爪のサイド(角)が皮膚に食い込んでしまい(陥入爪)、炎症を起こすパターンも多いです。
<間違った巻き爪の切り方>
爪が巻く ➪ 皮膚を刺激して痛い ➪ 痛みが出る爪の角を切り落とす
これは、一番やってはいけないことです。
痛いからと言って、その部分を切り落とせば、皮膚に当たらなくなるから大丈夫、、、
ではありません。
なぜなら、爪は根本(爪母)から同じようにまた生えてくるからです。
生えてきた時の爪の幅は変わらないのに、角を切り落としてしまうと、爪が載っている爪のベッド
(爪床ー爪がのっている皮膚の部分)は狭くなってしまい、爪の幅を収めきれずに巻いてしまうからです。
ちと見にくいですが。。
とにかくですね、爪の角を自分で切り落としてしまうことは、
その時の痛みは取れてもあとあと巻き爪を悪化させるだけです。
短くし過ぎるなら、長すぎる方が良いです。
巻き爪でお悩みの方、一度しっかりと爪を伸ばした状態で爪ケアコースを
受けてみて下さい。
セルフケアの方法を詳しくお伝えいたします。
痛くて長引く陥入爪になる前に、セルフケアをしっかりできるようにいたしましょう。