男性のフットケア <スポーツで生じる足の変形によるタコ、魚の目>
本日は整形外科クリニック内でのフットケアの日でした。
フットケアを受けられるのは、女性が9割程度ですが、本日は男性が2名いらっしゃいました。
女性の場合、美しさや健康維持を目的とされる方が多いのですが、男性の場合には痛みのあるケースがほとんどです。
E様も、足裏のタコと第二趾の爪の肥厚でお悩みでした。
足裏のタコは30年物。
昔バレーボールをされていたそうで、その時から繰り返しタコが出来るとのことでした。
足を拝見すると、結構なハイアーチ。
足裏にタコや魚の目がある場合、だいたい足の変形が見られます。
男性の場合は、スポーツをしていて足の形が変わり、Eさんのようにハイアーチ、または逆にアーチが落ちてしまう偏平足のパターンが多いです。
足の変形があると、歩き方もおかしくなり、荷重の掛かる位置が変化し、タコや魚の目ができたり、結果疲れやすくなったり膝や腰に負担が掛かるようになったりもします。
そしてE様のように第二趾先端に硬い角質形成が起こる、または爪が肥厚してしまうというのも男性によくあるパターンで、そういう時はほぼ100%足の形が、第二趾が一番長いギリシャ型です。
一番右のタイプがギリシャ型です。
足の人差し指ですね、それが他の指より長いため、どうしても靴の中であたってしまうのです。
マラソンなどのスポーツをするとなおさら指先に繰り返し摩擦がおき、それを受け止めて皮膚が硬くなったり、爪が厚くなったりします。
こういった足の形が前提にある場合、タコを削っても、また繰り返しできやすくなります。
解決法としては、インソールや靴、靴下、足のストレッチやエクササイズなどがあります。
また荷重のかけ方や、歩き方の見直しも必要です。
個々のケースで有効な方法は変わってきますので、施術で足を拝見した上でセルフケアについてもアドバイスさせて頂きます。