低血圧について

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2009年から2012年にかけてドイツに滞在し、ウルム(ULM)という街でポドロギー(Podologie)を学びました。

その際に書いていたブログをこちらにリライトしています。

それに伴い、前記事は徐々に削除していきます。

ここで掲載されている情報は、その当時のものですので現在変わっている可能性があります。

また私自身の認識が間違っていることも考えられますので、ご自身でも常に最新の情報をご確認下さい。

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低血圧について  2012.1.24記事より

 

低血圧は、高血圧とは逆に、血圧が低過ぎる状態にある時(一般的に最高血圧が100mmHg以下)で、さらに自覚症状が出て始めて病気と見なされます。

血圧が低すぎるため、脳や腎臓、その他の臓器への血液循環が十分に行われずに、なんらかの愁訴がある時、低血圧とされます。

原因は不明ですが、およそ細くて若い女性によく見られます(本態性低血圧)。

その他、心不全、甲状腺機能不全、血液量の減少、静脈疾患、薬の副作用、精神状態などによってもたらされる場合もあります(症候性低血圧)

症状としては、血行が悪くなることで脳が敏感に反応し、めまい、頭痛、目の前が真っ暗になる、失神、蒼白、悪寒などの症状が現れます。

その他、「起立性低血圧」では、急に立ち上がった時などに、めまいや目の前が真っ暗になる、動悸あるいは失神といった症状がでます。

立つことで血液量が下肢方向に移動しますが、通常なら体の調節反射で血圧は維持されますが、起立性低血圧ではこの自然の調節反射が働かず、低血圧を示します。

症状、愁訴がある際にのみ治療が必要となります。

日常生活では、高血圧とは対照的に、塩分を多く含む食事、また水分補給をしっかり行います。

またスポーツや、温水と冷水シャワーを交互に浴びるなどして血管の収縮を促し、朝起床時にはゆっくりと起き上がるように心がけます。

症候性低血圧の場合には、原因となっている病気を治療します。

万が一、(患者さんが)低血圧により失神してしまった場合、応急処置として患者さんの足を高く持ち上げ、脳への血行を促し、血圧と脈拍を測ります。

血圧安定剤を渡し、意識が戻らない場合、横向きに寝かせます。

通常数分で意識を取り戻しますが、それ以上経っても意識が戻らない場合、脳障害や他の病気が考えられる為、すぐに救急車を呼びましょう。

 

 

ウルム大聖堂内部

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