糖尿病とフットケア

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この記事は、前ブログ(2019年9月13日)からの内容をリライトしたものです。

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夕暮れ時の小田原城
夕暮れ時の小田原城
突然ですが、フットケアが必要な方って、どんな方だと思いますか?
巻き爪かもしれないと悩んでらっしゃる。。
踵のガサガサが気になる。。
魚の目ができてしまった。。
はい、もちろんこういったお悩みのあるお客様が多くご来店下さいます
痛みがあるのはつらいですよね。
Rosy Lifeのフットケアにご来店下さり、痛くない!足が軽くなった!
と、喜んで頂けるのは、私にとっても嬉しい瞬間です。
しかしそういったケースより、深刻な状況があります。
それは、痛みを感じない
神経に障害が起こり、例えば足裏にクギが刺さったとしても、痛くない
巻き爪でも、魚の目ができても、痛くない。。
なぜ痛くないのか。
神経が働いていない、神経障害を起こしているからです。
そういった神経障害は様々な理由で起こり得ますが、
長年糖尿病を患っている方で、合併症として糖尿病性足病変の神経障害として出てくる方も多いです。
硬い角質があって神経が押されても痛くないので、
その厚い角質の下の柔らかい皮膚が刺激され、例えば潰瘍ができたとしても気付けないのです。
悪化して、気付いた時には壊疽となり
最悪の場合、足趾の切断ということにもなり得るのです。
ですから、糖尿病で神経障害などの合併症が見られる方にとって、
適切なフットケアというのはとても重要なことなのです。
ドイツにはポドロギー(Podologie)という、足のケアに特化した分野があり、
国家資格としてのメディカルフットケアが確立されています。
糖尿病の方で神経障害か血行障害がある方のメディカルフットケアでは、
保険適用も可能です(保険により制限はある)。
私もフットケアを通して、多くの糖尿病の方とお会いする機会を得ました。
現在日本では糖尿病予備軍も含めると、2016年で二千万人を超えているそうで(厚労省 国民健康 栄養調査 )、
世界的にも糖尿病患者の数は爆発的に増えているそうです。
しかし、こんなに増え続けるのは、おかしいと思いませんか?
何かが間違っているのでは、、と強く感じます。(それはまた別の機会に触れたいと思います。)
糖尿病がある場合、神経障害でなく血流障害も出やすくなります。
それについてはまた別記事にしたいと思います。

 

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