外反母趾はよく聞くけど内反小趾ってなに?
暑い位の陽気ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
朝夕で寒暖の差も大きく、夜はまだ寒いのでカーペットを片付けるべきかどうか、悩んでおります。。
さて、先日ご来店下さったO様は、長年足裏のタコ、カカトの角質に悩んでらっしゃいました。
とてもアクティブで、子供の時からスポーツも様々なものを経験されています。
足の筋肉もしっかりしたO様ですが、なぜ足裏にタコできてしまうのかというと、ひとつに足の形があると思います。
両足とも小指球下に繰り返しタコ(角質)ができるのですが、ちょうど骨の形にそって角質がつきます。
この場合、小趾側の変形(第五中足骨頭の位置のずれ)があるために、本来掛からなくてよいところに負荷が掛かり過ぎているのです。
外反母趾については書籍も多く、ご存知の方も多いと思いますが、小趾側の変形に内反小趾(ないはんしょうし)があります。
外反母趾は、足の親指が(身体の中心線から見て)外側に向いてしまった状態ですが、内反小趾は、逆に足の小指が(身体の中心の方へ)
内側に向いている状態です。
名前自体はそれほど知られていなくても、実際内反小趾の方は多いです。
このように、足裏のここ(上図)にタコが繰り返しできる方の、ほとんどに内反小趾が見られます。
外反母趾でもそうですが、足の変形は、一箇所だけ、例えば親指だけ、小指だけに起こるのではなく
ほとんどの場合足全体の変形としておこります。
外反母趾で内反小趾を伴う人、それに加えて開帳足(横アーチの低下)が見られる人はとても多いです。
私たちは靴を履くことによって、本来裸足で歩いていた時のように足指の筋肉を使わなくなりました。
靴を履き始めたことで一部の筋肉だけに頼り、その他多数の筋肉をうまく使えなくなっています。
(今となっては、コンクリートの道路を裸足で歩くことは全く足にも良くないでしょうが)
たまに自然の多いところに行き、砂浜や草原などを素足で歩くことは、リラックス効果が得られるだけでなく
足指の普段使わない筋肉を意識できるという点でも良いかと思います(その他、身体に溜まった電気を開放できます)。
靴を履いている時には得られない足裏や足の筋肉の感覚を得られますよ。
もちろんエクササイズも有効です。
一度変形したものはなかなか治らないとも言いますが、さらに悪化することを防げるでしょう。
前述の通り、一箇所を意識するというよりも、足裏、足指全体の運動となるようなグーパー運動、
タオルギャザーなども良いと思います。
家に居る時間も増えていると思うので、音楽を聴きながら、歯を磨きながら、足のエクササイズはいかがでしょう。
今度動画にて、足指体操を取ってみようかと思っております。。
その際はまたお知らせいたしますね!