爪が白くなるのは爪の病気のせい? パート1
ひとつの爪だけ、いつもと色が違う、ということはありますか。
サロンにご来店下さるお客様でも、他の爪はきれいなのに、一つの指だけ爪の色がおかしいと
気になさっているケースがあります。
もしかして、水虫とか、何か爪の悪い病気なのでは??と心配される方も。。
本来爪は無色透明です。
健康な爪がピンク色に見えるのは、爪の下の皮膚が血行が良いため、そう見えるのです。
爪は一枚の板のようなものではなく、トタン屋根のように幾層もの薄い層が重なりあった形をしています。
爪と、爪の下の皮膚(爪床)は、互いに重なり合い、本来はピッタリと波状に密着しています。
それが、なにか足に物を落としたり、指先をぶつけたり、長時間合わない靴で歩いたりして
爪にダメージを受けると、その部分だけが皮膚から剥がれてしまい、そこに隙間ができることがあります。
そうすると、この上の写真のように、その部分が白っぽくみえます。
通常、ダメージを受けた部分は爪の伸びと共に次第に先端の方へ移動し、そのうち消えてしまいます。
ですが、それが消えずにいつまでもずっと白っぽい状態が続く場合。
ひとつには日常生活の中で、繰り返し爪がダメージを受け続けていることが考えられます。
それはどういう時かというと、
例えば、隣の指がその指に重なっているような状態の時です。
普通に立ってみてから、ちょっとその場で足踏みしてみてください。
指が重なっていませんか?
もしくは靴を履いた状態の時、きつい靴を履くことによっても指同士が重なってしまうこともあります。
それぞれの指がしっかりと地面に着地出来ていますか?
或いは、サッカーやバレエなど、指先に極端に負担が掛かるようなスポーツを定期的にされる方でも
爪にダメージを受けることで、部分的な変色が見られることがあります。
爪へのダメージを防ぐためには、まずはそれぞれの指が靴の中で重ならず、しっかりと地面を踏みしめることが
できる状態にしてあげることです。
そのためには
まずきつ過ぎない、サイズの合った靴を履くこと。
指先を締め付けるような靴下を避けること。
5本指靴下も、指が離れるので歩きやすくなるし、隣の指を干渉しずらくなるのでお勧めですよ。
そして全ての指がしっかりと使えるようになると、足先の血行もよくなります。
年を重ねるごとに、筋肉量は減ってきます。
筋肉の低下により、足の形も変わっていきますので、しっかりと足指のエクササイズをして
筋肉を使えるようにして、足の形を維持するようにしましょう。
また何もしなければ、徐々に体は硬くなってくるので、足指のストレッチをして柔軟性を保ちましょう。
足の爪は、手の爪に比べて生え変わるのに時間が掛かります。
健康な爪だと、全体が生え変わるのに平均的に半年から一年を要すると言われています。
気長に続けていきましょう!
明日は、爪が変色してしまうその他の原因について書こうと思います。