巻き爪になるのは〇〇な人
風が強い小田原です。
明日10日から15日までは、フットケアセミナーのためサロンは休業とさせて頂きます。
先日も、長年巻き爪に悩むお客様がご来店下さいました。
ずっと悩んでおられたけど、フットケアを受けるのは、まったく初めてとのこと、
今回ふと思い立ち、ご予約下さったそうです。
拝見すると、確かに結構な巻きが強いお爪でした。
しっかりとした健康的なお爪ですが、特に親指の爪でぐるっと巻き込んでいました。
お話を聞くと、昔からずっと巻いているが、痛みはないとのこと。
巻き爪のお悩みで来られる方の中でも、痛みを訴えられる方ももちろんおられますが、
見た目はかなり巻いていても、「全く痛くない」という方も一定数おられます。
今は痛くなくても、このまま放置すれば痛みが生じる可能性がある場合には、
なにがしかの対策をご提案しますが、
そうでなければ、痛くない場合、私の方では通常の適切な爪切りで対応することがほとんどです。
爪が巻く原因は、靴や靴下、足の変形や歩き方、スポーツ、過体重などによる繰り返しの圧迫
逆に歩かないことによる爪への負荷不足、
または乾燥やジェルネイルなどを硬化させる際の物理的な刺激、
甲状腺機能低下症や糖尿病、その他の内的疾患など
様々な原因があります。
しかしそれ以外に、これは単に経験上思うことですが、
巻き爪で悩んでおられる方には、
性格的にとても真面目で責任感が強く、
我慢強い方が多いと感じます。
例えば仕事の場面で
接客や営業、上司のフォロー、会社の命運を分けるようなプレゼンをする、
その他ストレスが掛かるような場面に出くわすと
ギュッと足の親指や足先で踏ん張ってしまう。
その他肉体的に忍耐が求められるような職業、
左官屋さんや大工さん
介護職の方、
料理人の方などは
自ずと指先で踏ん張っているような体勢を強いられることも多いでしょう。
そういった方々の責任感を、その巻いた爪が請け負っている
ように感じることがあります。
巻き爪だけでなく、
こころ(心理状態)とか
その方の性格が
身体の動き、癖などに影響し、身体の特徴を作るのではないかと思います。
いずれも無意識で行っている日常生活の動作なので、
問題が出なければ、気付かないでしょう。
痛みや身体の不調が出るというのは、
身体からのサインに気付く良いチャンスだと捉えることもできるでしょう
対処的に痛みを取って、そこで終わりじゃない
真面目過ぎることや過剰な責任感から症状が出るなら、
時にはもっと肩の力を抜いてリラックスして
適度な心のバランスを保つことが必要だと
身体が訴えているのではないでしょうか