爪が薄い、割れやすい悩み　（前半）

「爪が薄い」とお悩みの方は、案外と多いです。

 

先日も、中学生の男の子がお母様と一緒に相談に来られました。

足の爪だけでなく、手の爪も薄くて、同伴されたお母様も、やはり爪が薄くていらっしゃる。

 

 

爪の薄さは、遺伝的な体質も関係しますが、

男性でも女性でも、年齢も関係なく見られます。

 

薄くて割れやすい爪

先端が二重、三重に割れていたり

 

問題になるのは

伸びると爪が割れたり、欠けたりすることや

日常生活において

靴下に引っ掛かったり、寝ている時に布団に引っ掛かり

その勢いで

部分的に剥がれてしまうといったことが起きることです。

 

特に小指の外側は、小爪ができやすく

 

それが伸びると靴下などに引っ掛かり

折れて、ささくれのように出血したりすることがあります。

 

 

【原因の見分け方】

どうして爪が薄かったり、割れやすくなってしまうのでしょうか。

 

爪に変化を与える要因は様々です。

 

身体の内側、つまり内臓系が原因になることもあれば、

外側からの衝撃、圧迫、または感染などによりなることもあります。

 

まずチェックしたいのは、

どの部分が薄かったり、割れやすいのか

 

ひとつの指だけなのか

それとも足の指全体的に爪が薄いのか

または手の爪も同じようになっていないか

 

ひとつの指だけ、

或いは両方の足の小指だけなど部分的な場合

外からくる原因のことがほとんどです。

 

例えばギリシャ型の足型（ひとさしゆび、第二趾が一番長い形）の場合

靴のサイズが小さ過ぎたりすると、ひとさしゆびが絶えず圧迫されることになります。

そうすると、ハンマートゥやマレットトゥなど、槌趾という状態になりやすくなります。

左がマレットトゥで右がハンマートゥ（イモムシじゃないよ）

いずれも足指の変形によって、爪が当たりやすい状態になっています。

（クロウトゥもあります。）

 

ちなみに語源についてですが、

ハンマー同様「マレット」も木槌の一種だそうです。

打ち出の小槌は、英語で”mallet of luck”

 

同じ槌なら、こっちの方が良いですね

 

脱線してますが(笑)

足の指が変形することで

同じ部分が絶えず圧迫されることになります。

この槌指では、指の変形に沿って爪も変形し、

前の方に巻いてしまったり

割れやすくなったりすることがあります。

 

小指の外側もそうですね。

特に内反小趾など、指の変形がある場合、

靴や靴下により圧迫されやすい場所で

そこから爪が薄くなったり、逆に厚くなったり、

割れやすくなったりします。

 

長くなりましたので、ここで一度終わりにします。

 

 

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