脚の冷えやむくみには 仙骨を温める
最近また寒さが厳しくなってきましたね。
明日の天気予報では、小田原は雪時々雨
前回のブログで、最近しもやけの方が多いと話しましたが、
しもやけまで行かなくても、足先の冷えや脚の浮腫みが気になる、ということも多い季節です。
そんな寒い時は、カイロを使ってみてはどうでしょうか。
すでに使用されている方も多いと思いますが、
今回は、足を温めるのに効果的な「仙骨」部分への貼り方をご紹介します。
仙骨とは(薦骨、Os Sacrum、Kreuzbein)
最近仙骨の大切さがクローズアップされていますが、
まず仙骨とは、どこにあるのでしょうか。
ここです ↑
背骨の一番下、骨盤の中心くらいに位置しています。
おしりの割れ目下で尖っている部分、尾てい骨の上にあります。
ドイツの専門学校でポドロギーを勉強する際には、
骨の名前は全部ラテン語で覚えなければなりませんでした。
仙骨はラテン語で、「Os Sacurm(オサクラム)」
Osは骨、Sacurmが「神聖な」という意味があります。
またドイツ語では仙骨を「Kreuzbein(クロイツバイン)」というのですが、
Kreuzはクロス、十字とか十字架のことを指すので「十字架の骨」ということになります。
なぜ「神聖な骨」なのかは諸説あるようですが、
仙骨は死後最後に腐敗する骨であり、
復活の日には肉体は仙骨を中心に再構成されるという信仰に基づいているそうです。
仙骨を温める
仙骨の下には、足に続く大きな太い血管が通っています。
ですから、仙骨部を温めると自然と足全体が温かくなり、
血流促進されることで代謝もアップ、浮腫みの改善も期待できます。
また、骨盤内に位置する子宮などの臓器も同時に温められます。
具体的に貼る位置は、この辺りです ↓
カイロを貼る際の注意点
まず絶対に皮膚に直接は貼らないでください
下着や腹巻など、衣服の上から貼るようにします。
また、低温火傷の危険性があるので寝ている間は貼らないこと
同じく低温火傷のリスク回避のため、
カイロを貼った部分を圧迫しないようにしましょう。
そして、長期的な使用や長時間の使用を避けた方がいいです。
筋肉にはもともと自ら熱を作り出す力が備わっているので、
ずっと外からの熱に依存していると、その力を妨げ
筋肉が硬くなるといったことも起こってくるようです。
あくまでも外出時や寒さが厳しい時など、限定的な使用がお薦めです。
常用するなら腹巻がおススメ
最近わたしも仙骨部にカイロを貼ってみていますが、
身体がポカポカして
あれ、ストーブつけたっけ?(つけてないけど)と思うこともあるほど。
寒さが厳しい日、外出する時間が長い日など、
ぜひ試してみてください