気付けば治る ー 爪の問題 《深爪》

人の身体は日常生活によって創られる、と思っています。

よく遺伝的な要因が様々な病因として示唆されますが、

もちろん持って生まれた体質的なものもあるでしょうが、

それはむしろ部分的なものであり

後天的な要因によって大きく変わる可能性があるように思います。

 

例えば毎日繰り返される動作や癖、

日々口にする食べ物、

さらにはその動作へと導く思考パターン

意識の持ち方などが

今のあなた自身の状態を決定づけていると言えるのではないでしょうか。

 

今もし身体に問題があるのならば、

それは自分で気づいていないけれど、身体のどこかにダメージを与えるような

毎日の身体の使い方だったり、摂取する食品だったり

考え方や意識が元になっているかもしれません。

 

ですから一度それに「気付く」ことができれば、解決することも多いのではないかと思います。

 

爪の問題も然り

あなたの日々の「爪の切り方」が爪の問題を作り出してはいないでしょうか。

爪の長さ、どのように決めていますか。

足の爪、切り過ぎていませんか。

子供の時からそうだから、

何度も切るのが面倒だから

深爪していませんか。

 

深爪は思わぬ大きなトラブルの元凶

深爪 ー 爪を肉の際まで短く切ってしまう方には、主に2つのパターンがあります。

ひとつは習慣的に爪の白い部分(遊離縁ー爪先端の皮膚から離れている部分)を切り落としてしまうパターン。

そういう方は、だいたい親御さんも同じく深爪傾向で、子供の頃からそれが正しい切り方だと思われています。

もうひとつは、爪が伸びてくると皮膚に食い込み痛いので、ますます短く切り込んでしまうパターンです。

この場合ももともと深爪傾向で、爪の角が上手く切れずに痛みが生じることが多いです。

深爪により起こること

爪を短く切り過ぎることで爪にダメージが生まれます。

爪は先端部分でその下の皮膚とくっついており、それにより菌や異物の侵入を防いでいます。

その部分(爪下皮)を傷つけたり切ってしまうと、感染症や周囲炎などが起こりやすくなります。

また、爪はもともと骨のない部分である指の先端を守る役割をしてくれています。

足の爪は特に「立つ、歩く、踏ん張る」といった動作を支えてくれています。

その爪を切り過ぎて爪の面積が少なくなると、歩いたりした時に地面から受ける衝撃に耐えきれなくなり

反り爪になったり、

外からの圧力に負けて割れやすかったり、亀裂が入ったりすることがあります。

そして爪が指先を守れないと、しっかり踏ん張れなくなります。

その他にも深爪をすることで

爪が正しく切れなくなり

爪の角が皮膚に食い込む(陥入爪)

炎症を起こす

巻き爪になりやすくなる

爪が伸びなくなる

といった問題も出てきます。

足の爪を深爪すると、爪にとっても足にとっても良いことはないです。

そのことに気付いて頂ければ幸いです。

次回、理想的な爪の切り方についてお伝えします。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

お爪の問題、お気軽にご相談下さい。

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