ドイツ人の特徴 日本人の特徴

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2009年から2012年にかけてドイツに滞在し、ウルム(ULM)という街でポドロギー(Podologie)を学びました。

その際に書いていたブログをこちらにリライトしています。

それに伴い、前記事は徐々に削除していきます。

ここで掲載されている情報は、その当時のものですので現在変わっている可能性があります。

また私自身の認識が間違っていることも考えられますので、ご自身でも常に最新の情報をご確認下さい。

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 火曜日     2011.11.16記事より

 

こんばんは!
よく眠れましたか?

なんかタイトルに創意工夫が見られず、そのままな感じですが
いっぱいいっぱいな、今の私の状態をよくあらわしているようです。

お陰様で、今日も無事、実習終わりました。
また取り立てて新しいこともなく。。

来週から血管科の方に移ったら、新しいことを
ご報告できるかもしれません。

ドクターたちは、夕方レーザー専用の施設に行くというので
私も行ってもいいか、と一応聞いてみましたが、「すまんが無理だ」
と断られたので、3時には病院を出ました。

早く家に帰れたので、久々に味噌汁が飲みたいと思い
じゃがいもや人参の皮むきをしていたら、
目の前の窓から、何やら男の人が一人で、
大きな荷物を運んでいるのが見えるではないですか。

そこに大家さんも帰ってきましたので、出て行って
話したら、下の階に新しく引っ越してきた住人だとのこと。
大家さんと二人で手伝いに行き、ソファやらタンスやら、
3人で運び込みました。

これがドイツのいいところだと思います。
困っている人を助けるのは当たり前。

日本と接し方が違うので、つっけんどんに感じるのですが
実は優しい人も多いです。

日本は本音と建前があって、だいたい相手に失礼にならないことを
第一に考えるのが普通でしょう。

ドイツは、建前も愛想笑いも、ほとんどないです。
ちゃんと自分の考えを述べるのが当たり前。

たとえ自分が間違ってたって、ただでは謝らず、これこれ
こうだったからそうできなかったのさ、とたまにびっくり
するような理由をつけて、反論する。
でも多分これは日本と韓国以外の、
ほとんどの先進国で、同じではないでしょうか。

行き過ぎると諍いが絶えないだろうけど、ちゃんと自分の考えを
述べられる状態というのが、本当の民主主義なんだと思います。

ちなみに私は「KY」とかいう言葉は嫌いです。
空気読めなくて、いいじゃないですか。

言いたいことは言えばいい、自分の感情を押さえつけて
人にばかり合わせていたら、自分の考えがなくなってしまいます。
根本に愛があれば、人を傷つけたくて、とか悪意からでなければ
言うべきと思われることは、言えばいいです。
例え笑われたっていいじゃないですか。
笑いが取れてラッキー、位に思ってれば。
後で陰口言うよりよっぽど健全。

残念なことに、日本と韓国では自殺者の数が多い。
これには、人間関係のしがらみが関係しているのではないでしょうか。
世間体ばかりを気にして、言いたいことを言えなかったり、やりたいことを
できなかったりする、不自由な状況というのが根本の一部に
あるように思います。

気持ちを押さえつけて、建前だけで生活していると、そのうち言葉で
説明すること、話し合い、コミュニケーションすることができなくなり、
我慢の限界にきて、突然暴力に訴える、病気になる、
もしくは自ら命を断ってしまう、
というパターンになってしまうのだと思います。

人がどうこう、じゃなくて、自分が言うべきと思うことを言い、
したいこと、するべきと思うことをする。
勇気が要りますけれども。

人に何か言われたら、それを反省材料にはしても、自己批判はしない。
自分なりに頑張っていれば、結局はそれでいいじゃないですか。

話は引っ越しからだいぶ逸れましたが、そう、ドイツのいいところ。
助け合い精神。

合理的といえばかなり合理的です。

ちなみに、救急救命の授業で習ったのですが、ドイツでは
死にそうな人を、気づいていながらそのまま放置した場合、
法律で罰せられるのです。
詳細は忘れましたが、罰金か最悪、禁固刑が課せられるそうです。。

日本はどうなのか忘れましたが、まあ罰せられる云々の前に、
人が見てるから、人にひどく思われないように、またはその逆で
「あの人はいい人に見られたいのね~」、なんて言われたらどうしようと
考えこむ前に、自発的にもっと気軽に助けあえるようになったらいいですね。
ほんとは、もっとみんな助けたいのだと思います。

とりとめもなく、長くなってしまいましたが
お読み頂き、どうも有難うございました。
また明日も、元気に過ごしましょうね

 

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